マルハニチロ、完全養殖のクロマグロ16年から出荷

マルハニチロ、完全養殖のクロマグロ16年から出荷
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ290G1_Z20C14A5TJ1000/?dg=1


マルハニチロは卵からふ化させる「完全養殖」のクロマグロの出荷を2016年に始める。
民間企業が卵から成魚まで育てて販売するのは世界初といい、
まず10億円程度の売り上げを目指す。


同社が20年以上研究を続けている鹿児島県瀬戸内町の養殖場で稚魚の生存率が高まり、
商用化に踏み切れると判断した。
卵からいけすに移すまでの生存率は07年に0.07%だったが、現在は1%を超す。
13年8月にいけすに移した3万尾のうち6千尾が生存しており、
現在の4キログラム程度から2年かけて50キログラム程度まで成長させて出荷する。


同社は稚魚から養殖したクロマグロを年間3000トン前後出荷し、売上高は100億円程度。
20年には完全養殖と合わせて4000トンの供給を視野に入れる。


マルハニチロ
http://www.nikkei.com/markets/company/index.aspx?scode=1333