川崎重工、純利益が過去最高 16年ぶり中間配当実施へ
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201404/0006902675.shtml
川崎重工業(神戸市中央区)が25日発表した2014年3月期連結決算は、
純利益が前期比25%増の386億100万円と、6年ぶりに過去最高を更新した。
二輪車や航空機部品が好調で利益を押し上げた。
15年3月期も増収増益を見込み、16年ぶりに中間配当を実施する予定だ。
売上高は7・4%増の1兆3854億8200万円、
経常利益は54・1%増の606億500万円だった。
ボーイング777や同787の胴体の一部などを製造する航空宇宙事業が好調で、
二輪車もタイ、インドネシア向けが伸びた。
円安効果もあり、この2事業で営業利益の増加分の8割以上を占めた。
鉄道車両や航空エンジンの一部なども海外向けが伸びた。
一方、中国向けの油圧機器は減少。ばら積み船の建造量も減った。
15年3月期も航空機などの好調が続き、経常、純利益とも過去最高を予想。
ただ、6年ぶりのベースアップ(ベア)よる人件費上昇や円安による資材高で
生産コストが上がり、増益幅は縮小を見込む。
配当は年7円へ1円の増配を予想。
うち中間配当は3円を予定する。
◆川崎重工業14年3月期・連結
前年比%
売上高/1,385,482百万円/ 7.4%
経常益/ 60,605百万円/54.1%
純利益/ 38,601百万円/25.0%
配当年/5円 → 6円
◇15年3月期予想
売上高/1,490,000百万円/ 7.5%
経常益/ 66,000百万円/ 8.9%
純利益/ 41,000百万円/ 6.2%
配当年/ 6円 → 7円
川崎重工業
http://www.nikkei.com/markets/company/index.aspx?scode=7012