イオンが格安スマホ 端末・回線、月2980円

イオンが格安スマホ 端末・回線、月2980円
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ2900T_Z20C14A3MM8000/



イオンは端末と通信サービスをセットにした格安のスマートフォンの販売に乗り出す。
第1弾として4月、端末代と定額ネット接続、
通話基本料の合計で月2980円(税抜き)のスマホを発売する。


大手携帯電話会社の半額以下で、2年間の契約期間中にやめても解約金はとらない。
異業種の格安スマホサービスの提供開始で、
高止まりが指摘されている通信大手の料金戦略にも影響を与えそうだ。


4月4日に全国の総合スーパー「イオン」のうち、
携帯電話の売り場がある北海道から沖縄県の約170店で
「イオンのスマートフォン」を発売する。


端末は米グーグルと韓国LG電子が開発したスマホ「ネクサス4」。
既存の携帯電話会社から回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)
である日本通信の通信サービスを組み合わせる。


9424 日本通信 +80(+33.61%)
http://www.nikkei.com/markets/company/index.aspx?scode=9424


端末代金は3万4080円で、
一般的な販売価格よりも1割強安く、24回払いで月額1420円にする。


通話基本料と使い放題のネット接続料を含めて
月1560円とした「SIMカード」をセットにし、
月々の負担総額を2980円に抑える。


通話料金は30秒当たり20円が別途かかる。
まずネクサス4で8000台を販売。売れ行きが良ければ本格展開を検討する。


ネット接続の通信速度は最大毎秒200キロビットだが、
大手携帯電話の一般的なスマホ利用料
(ネット接続料と通話基本料の合計)よりも5割以上安い。


主な用途としてメールやインターネットサイトの閲覧、
SNS(交流サイト)を想定、学生や主婦らの需要を見込む。


大手携帯電話会社のスマホは2年単位契約の割引プランが主流で、
各社とも途中で契約を打ち切った場合に1万円近い解約金を課している。


端末代金が分割払いの場合は未払い分も別途支払う。
イオンのスマホでは解約金がかからず端末の未払い分の返済だけで済む。


電話番号を変えずに他社から乗り換えられる。