繰り返す口内炎、放置は禁物

繰り返す口内炎、放置は禁物 感染防止・栄養補充を
重病が潜む危険も
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO66109660Q4A130C1EL1P01/



■ストレスも影響
多くは「アフタ」という赤い縁で囲まれた部分が壊死し、白くなるタイプだ。
ウイルス感染なら熱が出るので原因がわかりやすい。


同じ口内炎でも、原因不明のまま繰り返すものを「再発性アフタ」という。
詳しい原因は特定されていないが、理由はいくつか考えられている。
まず、口の中をかんでしまったり硬い食べ物で傷ついたりした場所は口内炎になりやすい。
歯並びや歯のとがり方によっては同じ場所を傷つけやすい。


精神的なストレスや睡眠不足なども影響すると言われている。
食べ物の偏りも関連性があるとされ、亜鉛が不足している人が多い。
女性では生理や閉経前後のホルモンバランスの乱れもかかわる。


■2週間が目安に
見た目や症状は再発性アフタに似ているが、
命に関わる恐ろしい病気が隠れているときがある。
ただの口内炎でない場合は治療方法が変わる。
ふつうの口内炎と思い込んで治療をしているうちに、
かえって症状が悪化してしまう人もいる。


注意が必要なのは、粘膜の表面にできたがん「口腔がん」だ。
口内炎に似た症状が長引いて2週間以上治らない場合や
1センチメートル以上の大きなものだと、病院で組織を調べてもらった方が安心だ。


体の異変が口内炎となって現れる病気もある。
免疫がうまく働かない病気にかかると、
いつもは悪さをしない菌やウイルスなどが口内炎の原因になる。
白血病エイズの初期症状が代表だ。
口内炎のただれた潰瘍の部分が比較的深い場合は疑った方がよい。


はしかや口や手足に水疱ができる手足口病などの
ウイルス感染が原因になると発熱しやすい。
腸が炎症を起こすクローン病潰瘍性大腸炎など、
消化管粘膜の広い範囲で炎症が起こる病気でも口に症状が現れる。


ベーチェット病などの自己免疫疾患の可能性もあるため、
目や外陰部の症状にも気を配る。


特に治りが悪い場合は気をつけたい。
日本口腔内科学会の草間幹夫理事長は「2週間が一つの目安になる」と語る。
徐々に大きくなったり出血したりしたら病院にかかる。
医師に1週間後の経過を診てもらうのがよい。
ステロイドの軟こうを塗ると、痛みはとれるが、
奥に隠れる病気を見抜けなくなるので注意が必要だ。