共立メンテナンス

共立メンテ、「おもてなし」精神が生む最高益 http://www.nikkei.com/markets/kigyo/editors.aspx?g=DGXNMSGD1503S_20012014000000&df=1



「ドーミーイン」を運営するのは、共立メンテナンス
学生寮や社員寮の運営を主力としてきた企業だ。


ドーミーインはほぼ全てで大浴場を備えているほか、
天然温泉や露天風呂を設置するところも多い。
また「ホテルのベッドはシーツが密着し過ぎて寝づらい」という宿泊客の声に応え、
寝具は和風の掛け布団。
各地の食材やご当地メニューを取り入れた朝食バイキング、
無料の夜食ラーメンといった独自サービスも提供している。


ドーミーインの13年4〜9月期の平均稼働率は88%と前年同期に比べ3ポイント上昇した。
サラリーマンが多い一般的なビジネスホテルとは異なり、
京都や博多など観光地に立地したホテルの稼働率が95%以上と非常に高く、
「観光目的や家族連れの宿泊客が多く、リピーターも増えている」という。


ドーミーインの好調で、4〜9月期の連結決算が前年同期比30%増の26億円となり、
8%減の25億円となった寮事業をわずかではあるが上回って、
半期ベースで初めて稼ぎ頭となった。
ホテルの好調を原動力に、14年3月期通期の連結営業利益見通しも前期比13%増の74億円と、
従来予想から3億円引き上げた。3期連続で最高益を更新する見通しだ。


今秋には、韓国・ソウルで海外第1号店となる
「ドーミーインPREMIUM SEOUL」を開業する。


ドーミーインPREMIUMは同1万円台で、
温泉感覚の大浴場や「和韓折衷」の朝食バイキングなど、
日本のドーミーインと同様のサービスを提供する方針だ。


今後は韓国で2、3号店を展開する予定で、
17年3月期には海外売上高50億円を目指す。


共立メンテナンス
http://www.nikkei.com/markets/company/index.aspx?scode=9616