高山病

高山病、時差ボケ 利尿薬と眠剤が要
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201310/532960.html&di=1



高山病は標高2000m以上の高所で低酸素により生じる身体症状の総称。
重症化すれば、高所肺水腫や脳浮腫を来し得るが、大半は
頭痛や吐き気、脱力感などの山酔いの症状が表れる。
高齢者では標高1500m以上、つまり富士山の五合目でも発症リスクがある。


こうした旅行者に予防薬として保険外診療で処方しているのが、
アセタゾラミド(商品名ダイアモックス)だ。
緑内障などに使われる利尿薬で、
脳血流量増加や呼吸中枢への刺激作用があり、低酸素状態を改善するとされる。


高所に行く前日、および
現地到着後3日間の計4日間
1回2分の1錠(125mg)を1日2回内服させる。


もちろん、高山病予防には、高度を徐々に上げ、水分を十分補給することが大切。
登山中、深く大きく呼吸し、体内のガス交換を効率的に行うことも効果的である。


なお、アセタゾラミドは、高山病発症時の頓用薬としても有効である。
1錠(250mg)を1日2回服用する。