メガソーラー 鳥で除草

メガソーラー 「天敵」退治 鳥で除草、影作らず/瓦敷いて熱抑える
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO60676710V01C13A0MM0000/



大分県宇佐市にある大分石油の太陽光発電所。
見慣れない大型の鳥が雑草をはんでいる。
ダチョウの一種、エミューだ。


7月から除草対策で6羽がヤギとともに放し飼いにされている。
体長は約1.5〜2メートルで気質はおとなしい。
将来は成鳥を食肉に利用することも検討しているという。


各地の大規模太陽光発電所(メガソーラー)で、
広大な敷地の除草対策が課題になっている。


伸びた草がパネルを覆うと影ができて発電を妨げる。
生育を抑えようと地面をコンクリートで覆ってしまうと、
放射熱などでパネルが過熱し発電効率が下がってしまう。
人手による除草は手間と人件費がかかるのが難点だ。


対策にリサイクル品を活用しているのは
石州瓦メーカー最大手の丸惣(島根県江津市)。
5月に稼働を始めた敷地に色むらなど
規格外の瓦を粉砕した「セラミックサンド」を8500トン敷き詰めた。
保水性に優れているため、地表の温度上昇を抑える効果もあるという。
メガソーラーの「厄介者」を相手に、各企業があの手この手の知恵を絞っている。