歯周病にならない歯磨き法

歯周病にならない歯磨き法、ご存じですか?
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2302Z_T20C13A8000000/



◆ 歯科でチェックを受け、フロスや歯間ブラシの併用を
1日最低1回は、プラークをしっかり落とすことが大切。
歯周病菌は酸素に触れると活動が弱まるので、
歯周ポケットもプラークをかき出して空気に晒すことが基本」
東京医科歯科大学の和泉雄一教授。
歯茎から血が出ても、プラークをかき出すことが最優先。
炎症が治まれば出血はしなくなる。


日本歯科大学東京短期大学の野村正子准教授は、
「セルフケアに加え、半年に一回は歯科医院で歯周病チェックを受け、
歯科衛生士から歯磨き指導を受けて」とアドバイス


◆ まずは半年に1回、歯医者で定期チェックを
「1日に何度も歯磨き剤をつけて磨くと、口腔内がスッキリする分、
かえって磨き残しが多くなることも。
ブラッシングでは歯磨き剤の使用頻度をおさえることも大切」


◆ 歯周病予防&治療向け、正しい歯ブラシの選び方
予防用と、歯周病になった後では歯ブラシが異なる。
予防用は、まんべんなく歯を磨けるように、
表面が一直線にカットされた通常の歯ブラシを。
歯周病の場合は毛先が歯周ポケットに届きやすく設計されていて、柔らかめのものを。


予防用
・ 奥歯まで届くグリップ
・ 毛は「硬め」は避ける
・ ヘッドは女性は小さいものを
歯周病の治療用
・ 奥歯まで届くグリップ
・ 毛はやわらかいもの
・ 毛先が細くなったタイプ


健康な人と歯周病の人では磨き方も異なる。
健康な人は歯茎を傷めにくく磨き残しの少ない「スクラビング法」(図3)を。
歯周病の人は歯茎ケアのために「バス法」(図4)を。
健康な人がバス法で磨くと、歯茎の根元が露出することがあるので注意。


◆歯ブラシ、基本の磨き方をおさらいしよう



【1】 歯ブラシは鉛筆を持つように


【2】 磨く順番は奥歯から表側へ
 順番を決めると磨き残しがなくなる。


【3】 奥歯の裏側は縦磨き
奥歯の裏側は、歯に対して直角に歯ブラシを当てて、縦(上下)方向に細かく動かす。
歯ブラシの毛先が歯茎に当たっている感じを意識して。


【4】 前歯と犬歯は毛先で1本ずつ
前歯と犬歯は、歯列に対して歯ブラシを縦にして1本ずつ磨く。
八重歯の場合、隣のへこんでいる歯も意識して磨く。


【5】 奥歯もしっかり毛を届かせる
奥歯はプラークがたまりやすい。
指で口を横に引っ張って、表面、歯間、歯と歯茎の間など
磨き残しそうなところは1本1本丁寧に磨こう。
最奥部は特に丁寧に。
毛束の細いワンタフトブラシを使ってもいい。



◆ 歯ブラシの後にフロスを足そう
フロスはナイロンを拠った糸で、すき間のない歯間にあるプラークをからめとる。
狭い歯間に使うと、歯周病予防効果があるので、歯茎が健康なうちから使いたい。
使い続けて歯間が広がったように感じたら、これはプラークが除去された証拠。
ケース入りのフロスは適当な長さにカットし、両手の中指に巻き付けたら、
親指と人さし指で両側からつまんで、ピンと張った状態で使う。
初心者は、柄付きタイプが使いやすい。