五輪招致成功で日経平均3万円の可能性

五輪招致成功で日経平均3万円の可能性
http://www.nikkei.com/markets/column/hanshakyo.aspx?g=DGXNMSFZ0301A_03092013000000





開催決定日に先立つこれまでの日経平均の値動きは、当時とよく似ている。
前回の開催決定日にはすでに株式相場は上昇局面に入っていて、
日経平均の安値からの値上がり率は66.7%に達していた。
回も日経平均の3日終値は、野田佳彦前首相が衆院の解散を表明した
昨年11月14日の前日(11月13日)の8661円05銭を61.4%上回っている。
このまま東京開催が決まれば、見事な助走といえそうだ。


前回の開催地の決定日から開幕日に至る
1964日間に実現した値動きを約1.28倍に引き延ばし、
これから2512日間かけてなぞると仮定すると、
日経平均は16年6月5日ごろに3万2642円前後まで上昇する計算だ。
その後の展開が前回のように、証券不況に至る深刻な調整になることは
証券界も投資家も望まないだろうが、参考のために計算すると、
開幕日の20年7月24日の日経平均は2万1952円程度になりそう。
前回同様、日銀の金融政策が緩和から引き締めに転じることが、
相場の方向転換を促すのかもしれない。