【ジーンテクノサイエンス】
日本発のバイオ薬で国際展開‐G-CSF製剤で実績
http://www.yakuji.co.jp/entry32544.html
北海道大学発バイオベンチャーのジーンテクノサイエンスは、
バイオ後続品の製品ラインナップを拡充し、グローバル展開を狙う。
富士製薬に導出したG-CSF製剤のバイオ後続品については、
持田製薬と富士製薬が5月に国内上市を達成し、実用化につながった。
今後、G-CSF製剤の欧米・新興国への展開、
さらに抗体医薬などでは単独開発での実用化にも乗り出す。
河南雅成社長は、
「まずはバイオ後続品で事業基盤を強化し、バイオ新薬開発につなげ、
世界で戦える企業を目指したい」と意欲を示す。
同社は2001年3月、
北大遺伝子病制御研究所で行っていた免疫関連蛋白質の
機能研究成果の実用化を目的に設立。
昨年11月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。
12年度の業績は、売上6000万円、営業赤字が3億5800万円となっている。
バイオ後続品では、早期からG-CSF製剤の開発に取り組み、
07年に富士製薬と共同開発契約を締結。
今年6月に富士製薬と持田製薬が国内で販売を開始した。