メンソールたばこは高依存性
アメリカのFDA=食品医薬品局は23日、
メンソールを含むたばこと、含まないたばこを比較した報告書を公表しました。
このなかでメンソールを含むたばこと含まないものでは
肺がんなどの健康被害への影響の差はみられなかったものの、
「メンソール特有の爽快感や鎮静作用が、たばこの煙の不快さをやわらげる効果がある」
としたうえで「メンソールを含む方が依存性が高く喫煙をやめにくい」と結論づけています。
また、若年層の喫煙者の40%以上がメンソールを含むたばこを吸っていて、
喫煙を始めるきっかけになる可能性があるということです。
アメリカでは、たばこによる健康被害がもとで亡くなる人が
年間40万人以上に上っていることから、食品医薬品局は
今回の報告書をもとに国民から広く意見を募って、
メンソールを含むたばこの販売を規制する必要があるかどうか検討を始めました。
メントールたばこ、通常のたばこより害大きい可能性=FDA
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323689904578624622721430746.html
米食品医薬品局(FDA)は23日、
メントールたばこのほうが通常のたばこに比べ、
健康上の害が大きい可能性があると発表した。
FDAはメントールたばこが健康に及ぼしうる影響についての初期評価を行い、
たばこに含まれているミント味のメントールが
中毒性の悪化に関連している可能性が高いとの結論に達した。
さらに、メントールたばこの喫煙者は
ニコチン依存症の兆候が強く見られ、禁煙の成功率も低いという。
政府の統計によると、
米国の黒人喫煙者の約80%がメントールたばこを愛用しているという。
またFDAの数字では、成人喫煙者の約30%、若年喫煙者の40%超が
メントールたばこを利用していることが分かっている。