「薬論文で明らかなデータ操作」京都府立医科大

「薬論文で明らかなデータ操作」京都府立医科大
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130711-OYT1T01063.htm?from=ylist



ノバルティスの「ディオバン」の効果に関する臨床研究で、
京都府医大は11日、同大学の松原弘明・元教授(56)(2月辞職)らによる
論文6本について、「明らかなデータ操作があり、臨床研究の結論に
誤りがあった可能性が高い」とする調査結果を公表した。


脳卒中狭心症のリスクを減らす効果があったように、
意図的に改ざんされていた可能性がある。
この研究では同社の元社員(今年5月退社)が患者のデータ解析を担当していた。


論文は、高血圧患者約3000人を2グループに分け、
一方にディオバン、他方に別の降圧剤を投与した
2003〜07年の臨床試験の結果を分析したもの。
「ディオバンは、血圧を下げる効果は他の薬と大差なかったが、
脳卒中狭心症のリスクが大幅に減った」などと結論づけていた。