ダニ対策は布団対策!

いや〜な“同居人”ダニ追い出しスペシャ
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2013/06/12/01.html



◆ダニ対策は布団対策!
ダニにもさまざまな種類がありますが、アレルギーを引き起こすのはチリダニです。
チリダニは、人間のフケや皮脂が大好きで、それらが多い場所といえば布団です。
布団には多い場合、1平方メートルあたり10万匹のダニがいるといいます。


その被害を減らすのに有効なのが、掃除機がけ。
1平方メートルあたり20秒、掃除機をかけるのが有効だと、
厚生労働省も推薦しています。


しかし、掃除機をかけてみたところ、取れたダニはたったの96匹。
ダニは布団の繊維の間に隠れているため、掃除機をかけても出てこないのです。


取れるのは布団の表面にいるダニと、布団の中のダニのフン。
フンはアレルゲンであるため、フンを減らすことが、
アレルギーの原因を減らすことにつながります。


◆ダニを徹底的に退治するには?
掃除機では、布団の中のダニを退治できませんが、
そのままだと、またフンは増えていくことになります。


専門家によると、ダニを退治するには、3つの方法があります。
1つ目は、乾燥。ダニは湿度が60パーセント以下の環境が苦手です。
2つ目は、エサを断つこと。
フケや皮脂などのダニの好物を減らすように、こまめに掃除をするのが有効です。
そして、3つ目が熱です。
ダニは50度以上の熱で死んでしまいます。


◆ダニは熱でやっつけろ!
ダニの研究家・吉川さんによると、
布団乾燥機を1時間くらいかければ、ダニはずいぶん減らすことができるといいます。
ただ、布団乾燥機を使う際、布団の端まで熱が行き渡りません。


通常は温風の出るマットを、布団と平行において使用しますが、
布団全体に熱を加えるために、マットの方向を変えました。
まず、布団乾燥機の温風が出るマットを、布団の中ほどに直角に置きます。


そして、布団の両端で、マットを包むように折り込み、
その上に、もう一枚布団をかけます。熱を逃がさないようにするためです。

  • 洗濯してもダニは死なないが糞は除去できる。
  • 天日干しで50℃にならなくても、乾燥で死ぬこともある。
  • コインランドリーの大型乾燥機(70℃)で20分回すと効果的。






【ダニが媒介する感染症
・日本紅斑(こうはん)熱・・・高熱・発疹(190例/2011年)
・ライム病・・・発熱・けん怠感(9例/2011年)
・ツツガムシ病・・・発熱・頭痛・リンパ節の腫れ(462例/2011年)