ゆがんで見える

《ゆがんで見える》 加齢で障害、糖尿病の場合も
http://apital.asahi.com/article/tsushinbo/2013052100012.html



片方の目を塞いで、
障子の桟やカレンダーのマス目など、格子状の線を見てみましょう。
「中心部がゆがんで見える」という症状はありませんか。
もしかすると、視力低下や失明につながる目の病気が原因かもしれません。


最も典型的なのが「加齢黄斑(おうはん)変性」。
網膜の中心にある黄斑部に、加齢によって障害が起きる病気だ。
50歳以上の約80人に1人が発症しているという。
患者は社会の高齢化に伴って増えている。


黄斑部には視細胞が集まっている。
日本人に多い「滲出(しんしゅつ)型」は、
新生血管という非常にもろい血管が黄斑部にでき、出血やむくみを起こす。
その結果、視野がゆがんだり、見ようとしている部分が暗くなったりする。
別のタイプの「萎縮型」は、網膜の一番外側にある網膜色素上皮などが萎縮する。


滲出型は進行すると、
視力を矯正しても文字が読みにくくなる「社会的失明」になることもある。