エーザイ、米で肥満治療薬 20年に売上高1000億円目指す
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO54774750Y3A500C1TJ1000/
エーザイは８日、米国で肥満症治療薬を６月上旬にも発売すると発表した。
米国で13年ぶりに承認された成分を使った肥満症治療薬で、
満腹中枢を刺激することで食べ過ぎを防ぎ、血糖値を下げる特性もあるという。
今後はカナダや中南米でも発売、2020年に年間1000億円の売り上げを目指す。
米国以外にも潜在的な肥満症患者は多いため、需要は大きいとエーザイでは見ている。
新薬「ベルヴィーク BELVIQ 」（一般名 ロルカセリン lorcaserin ）は
満腹中枢をつかさどる物質の１つを活性化させ、
満腹感を得られやすくし、過剰に食べないようにする仕組み。
血糖値を下げる特性もあり、糖尿病の合併症を持つ患者にも使える。
運動や食事療法と組み合わせ、１日２回服用する。
使用後３カ月で５％減量できなければ処方をやめる。
