貝毒

貝毒の原因、皮肉にも水質改善という大阪湾
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130501-OYT1T00922.htm



大阪湾の二枚貝貝毒が広がっている。
今年は規模が大きいといい、
アサリ以外にトリガイアカガイ、淀川のシジミでも検出された。
最盛期を迎えたトリガイアカガイは休漁に追い込まれた。
旬の楽しみに水を差す貝毒だが、その原因は、皮肉にも大阪湾の水質改善にあるらしい。


◆漁自粛
4月中旬には、高級すしネタのトリガイアカガイでも貝毒が検出された。
この時期、トリガイは1個800〜1000円の高値で取引されるが、
泉佐野漁協では漁の自粛を決めた。


シジミについても、府が漁協に出荷の自主規制を要請、流通はしていない。


プランクトン
府立環境農林水産総合研究所水産技術センターによると、
貝毒は、二枚貝が「ウズベンモウ藻類」という
毒性がある植物プランクトンを摂取して発生する。
魚や巻き貝に危険はない。


大阪湾は富栄養化が進み、赤潮の原因となる「ケイ藻類」
と呼ばれる植物プランクトンが多かったが、水質改善で減少。
“ライバル関係”にあるウズベンモウ藻類が増えている。
(2013年5月2日08時30分 読売新聞)

大阪湾のムール貝、規制値超える貝毒 2人が食中毒

http://www.asahi.com/national/update/0501/OSK201305010089.html

ムラサキイガイ大阪市提供


大阪市は1日、大阪湾で採ったムール貝の一種、ムラサキイガイ
自宅で食べた夫婦(夫30代、妻40代)が食中毒症状を訴えて入院し、
貝から規制値の30倍以上のまひ性貝毒が検出されたと発表した。
2人はすでに回復したという。


夫婦は4月28日、大阪市住之江区の南港の防波堤付近でムール貝を採取。
蒸した貝と蒸して炒めた貝を1人30〜40個食べたところ、
29日未明にふらつきやしびれ、嘔吐の症状が出たという。


市が残りの貝を調べたところ、国の規制値(1グラムあたり4マウスユニット
を大幅に上回る135〜266マウスユニットのまひ性貝毒が検出されたという。