合併症予防のための目標は7%未満

HbA1c「血糖コントロール目標」を改訂 合併症予防のための目標は7%未満
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2013/020036.php



日本糖尿病学会は4月23日付で、
HbA1cの「血糖コントロール目標」を発表した。
「合併症予防のための目標」を7.0%未満、
「治療強化が困難な際の目標」を8.0%未満とした。


日本糖尿病学会では、
HbA1cについて2013年4月1日以降、日常臨床などでのNGSP値の単独表記を推進している。
また、糖尿病診療と予防の国内外におけるエビデンスや状況をふまえて、
糖尿病治療におけるHbA1cの目標値を改訂し、2013年6月1日より施行すると発表した。


(1)血糖正常化を目指す際の目標 HbA1c 6.0%未満
適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、
または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標とする。


(2)合併症予防のための目標 HbA1c 7.0%未満
合併症予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満とする。
対応する血糖値としては、空腹時血糖値130mg/dL未満、
食後2時間血糖値180mg/dL未満をおおよその目安とする。


(3)治療強化が困難な際の目標 HbA1c 8.0%未満
低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする。