配合剤の後発品  「ブランド名」逆戻り

配合剤の後発品  「ブランド名」逆戻りに懸念  
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配合剤の後発医薬品をめぐって新たな問題が浮上してきた。
沢井製薬日本化薬は、
ティーエスワン」(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)
の後発品の承認を取得し、6月の薬価追補収載に向けて発売準備を進めるが
製品には別々のブランド名を命名
医療安全の観点から後発品の製品名は一般名が原則になったが
配合剤は対象外で、再びさまざまなブランド名が氾濫することになりかねない。
製薬業界からは厚生労働省に対して命名の統一ルールを求める声が出ている。


ティーエスワンの後発品について
沢井製薬は「エスエーワン」
日本化薬は「エヌケーエスワン」と独自の製品名を付け、承認を取得した。


かつて後発品には各メーカーが別々のブランド名を付けていたが
医薬品の取り違えによる医療事故を防止する観点から
2005年には後発品の単剤に限り
「一般名+剤形+含量+会社名(屋号など)」に統一するよう厚労省が通知。
しかし、配合剤の後発品はこのルールの対象外のため
厚労省ティーエスワンについてはこれ以前に出された00年の通知に基づき
一般名ではなくブランド名での命名を求めた。