横浜薬科大に「不適合」評価

横浜薬科大に「不適合」評価…大学基準協会
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130328-OYT1T01603.htm?from=main2

大学などの第三者評価を行う「大学基準協会」は28日
横浜薬科大が評価基準に「不適合」だったと発表した。


横浜薬科大の認証結果では
評価した10項目のうち4項目で重大な問題があったとし
「入学者の能力判定を適切に行わず
通常では薬剤師になれない学力の学生も入学させている」と指摘。
多数の留年者、退学者を出す状況を早急に是正するよう求めた。
教員採用、昇格の透明性、公平性も高めるよう要望した。


(2013年3月28日21時50分 読売新聞)

横浜薬科大学に「不適合」の評価

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/201303/529741.html


特に学生の受け入れに関する部分は深刻。
初年度入学生では、6年間で卒業できた学生の割合が30.5%で
留年せずに薬剤師国家試験に合格した割合は25.4%にとどまっており
報告書は「著しく低い」と指摘している。


こうした実態を基に報告書は
「実際は一部の学生だけでも薬剤師に育成できればよいとする考えのもと
規定に定められた『入学者選考委員会』における
入学者の修学能力の判定を適切に行わずに、学生を多数受け入れてきた。
その結果、極めて多数の留年者や退学者を生み出すなど
受験生や学生をはじめとする、貴大学を取り巻く社会からの期待に背いている」
と厳しい意見を述べた。


なお、横浜薬科大学の経営母体である学校法人「都築第一学園」は
今年2月1日、文部科学省に申請をせずに設備工事を行ったことや
それに伴う資金不足などが発覚し、文科省は大学設置の審査基準に違反したとして
同法人に対して5年間新たな大学や学部などの設置を認めない旨の処分を下した。


また、都築第一学園が運営する第一薬科大学
10年の大学基準協会の評価で教員組織や財務面の問題を指摘され
不適合ではないが判定保留となっている。