ダビガトランで注意喚起

ダビガトランで注意喚起「CCr 30mL/分未満≠eGFR 30mL/分/1.73m2未満」
禁忌例への投与で重篤な出血の報告相次ぐ
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1303/1303003.html



日本循環器学会は3月1日,公式サイトで
『プラザキサ(一般名ダビガトラン)適正使用のお願い/
「高度の腎障害のある患者」への投与禁忌について』を掲載。
2011年8月の安全性速報発出とその後の添付文書への禁忌が追加されて以降も
「透析患者を含む高度の腎障害〔CCr30mL/分未満〕のある患者」への
ダビガトラン投与による重篤な出血例の報告が続いていることが明らかにされた。


出血例はいずれもeGFRが30mL/分/1.73m2以上だが、禁忌の基準とされる
CCrがいずれも禁忌のレベル(30mL/分)を下回っていたことが示されている。
同社は両指標の評価には乖離が生じる場合があり
高齢者,女性,低体重患者へのeGFR適用には特に留意が必要と述べている。