風疹20〜40代男性になぜ多い

風疹20〜40代男性になぜ多い
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130214/t10015527821000.html



なぜ20代から40代の男性に風疹の患者が多いのか。
子どものころ予防接種の対象ではなかったなど
免疫がない人が多いためとみられています。


昭和37年から昭和54年生まれの
現在50歳から33歳までの人は、中学生のとき
学校で集団接種が行われていましたが、対象は女子だけでした。


昭和54年から昭和62年生まれの
現在33歳から25歳までの人は、男女とも
中学生のときに風疹のワクチンを接種することになりました。
しかし、学校での集団接種ではなく、個別に医療機関に出向いて
受けることになったため、女子も接種率が下がりました。


昭和62年から平成2年生まれの
現在25歳から22歳までの人は、男女とも
幼児のときに接種することになりましたが、中には受けていない人もいて
こうした20代の人たちが今、感染しているとみられています。


現在は、免疫を確実につけるため、1歳と小学校入学前の2回
ワクチンを接種することになっているほか、今年度までの5年間は
中学1年生と高校3年生が無料で接種できるようになっています。


しかし、特に高校生の接種率が低く
無料で接種が受けられる措置が来月で終わるため
今後も免疫がない人が減らず、風疹の流行が繰り返されることが懸念されています。