#爪の異常

手指からわかる 病気のサイン「#爪は内臓の鏡」
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2012/12/1224.html

爪の状態の変化




内臓に障害が起きて機能が低下すると
初めに影響が現れるのが体の末端の細い血管です。
その結果、爪にさまざまな病気のサインが現れてくることがあります。

爪の色の変化から疑われる病気




#爪が白い
肝硬変、肺がん、白血病などの重篤な病気が起きていることがあります。
爪の根元側半分が白くなり、爪半月が見えなくなるのは
慢性腎不全に特徴的な症状です。
そのほかに爪が白くなる要因には
加齢、鉄欠乏性貧血、栄養失調、爪の透明度の低下などが考えられます。





#爪が黄色い
爪が黄色いことに加えて、顔や手足のむくみ、慢性的な肺の疾患
という条件に当てはまる場合には、イエローネイル症候群と診断されます。
爪の伸びが非常に遅くなったり、爪が厚くなったりするのも特徴です。
それ以外に、糖尿病、心不全、一部の薬の副作用によって黄色くなることもあります。





#爪が茶色
爪に茶色や黒っぽい線が入るのは
爪甲の内側にわずかな出血があるためで、これを線状出血といいます。
感染性心内膜炎、糖尿病、こう原病、リンパ腫などがある場合や
血液透析を行っている場合に起こりやすくなります。

形や質の変化から疑われる病気




#爪が丸い
爪が丸く盛り上がり指の先端を包み込むように変化している場合を、時計皿爪といいます。
#時計皿爪にともない指の先端も丸くなることがよくあり、これをばち状指といいます。
時計皿爪とばち状指は、肺がんや肺気腫などの肺の疾患
気管支拡張症、先天性心疾患、肝硬変の人に見られることがあります。





#爪が薄い
爪が薄くなって、先端に近い部分が陥没したり、爪全体がスプーン状にへこんでいる
場合をさじ状爪といい、鉄欠乏性貧血の特徴的な症状として知られています。
ほかに、慢性胃腸炎、ビタミン欠乏症、強皮症でも起こります。





#爪に溝
爪に横線上の溝ができる変化を爪甲横溝(おうこう)といいます。
この変化は、急性熱性疾患のほか、慢性腎不全、糖尿病、痛風などが悪化したとき
にも出現するといわれています。