プラザキサ

2012 #37
第8回心腎脳糖ジョイントカンファレンス

Okinawa Harborview Crowne Plaza


【特別講演】
脳を救う、明日の急性期脳卒中診療を目指して
慈恵医大 神経内科 教授 ◎井口保之先生


たとえば脳梗塞で1カ月入院、t-PAも使うと
患者の自己負担は8万円程度だが
税金は400万円も使われる。
その後もリハビリなどで金がかかり
働けなくなったりすると税金を納めることもなくなって
社会的損失はきわめて大きい。


心房細動(AF)
心房細動を征するものは、脳梗塞を征する。
心房細動をもつ患者は5年間で4分の1亡くなる
心房細動にアスピリンは無意味。


ダビガトラン
血圧を厳重に管理する
APTTの測定
(過度の抗凝固作用を判断する目安)
ヘモグロビン値の測定
弁膜症には投与不可


脳出血例の3分の1は抗血栓薬を内服している。
血栓薬を内服している患者は死亡率が高い


t-PA
3時間以内に投与するためには
2時間以内に来院する必要がある。
脳卒中の啓蒙活動が重要