内臓脂肪

腹が出たとき、男の体に何が起こっているのか
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0503H_V00C11A8000000/



内臓脂肪は、内臓を取り巻く腸間膜という部分で増える脂肪細胞の塊だ。
だが、ただの塊ではなく
代謝をコントロールする一種のホルモンの分泌器官としても働いている。
通常はアディポネクチンという糖分や脂質の代謝をスムーズにする“善玉ホルモン”を出す。


ところが、太り始めて、内臓脂肪が増えてくると、脂肪細胞の中に脂が満杯になる。
「細胞のほとんどを脂が占めるようになるとこのストレスで細胞の働きも変わる」
首都大学東京大学院人間科学研究科の藤井宣晴教授はいう。
すると、分泌される物質も一変する。
善玉ホルモンの分泌は減り、代わりに血糖値を上げたり、血液をどろどろにしたり
血圧を上げてしまう複数の“悪玉物質”を出すようになるのだ。