COPD

COPDの死者が増加
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO45028950V10C12A8NNSP00/



慢性閉塞性肺疾患COPD)の死者が増えている。
昨年の死者は日本人の死因別9位の約1万6600人で、10年前から約3割増加。
禁煙による予防や早期発見による治療が求められる。
推定患者は全国で530万人に上るが、未診断や病気自体を知らない人も多い。


COPDは、有害な化学物質や粉じんを
長期間にわたって吸い続けることで起きる肺の機能低下や慢性炎症。
酸素を交換する肺胞の破壊や気道の炎症などで、たんなどの症状が表れ
重くなると激しい息切れや呼吸困難に陥る。
肺気腫や慢性気管支炎といった病気の総称だ。


死者は増加傾向にある。
日本人の死因別で初めてトップ10入りした1999年は約1万3千人だったが
2008年に1万5千人を突破。
2010、2011年は順位が9位となり、死者数はいずれも1万6千人を上回った。


COPDの原因は9割がたばこ。
喫煙者の2割が発症するとされる。
複十字病院の工藤翔二院長は
「吸い始めて20〜30年後に発症する」と説明する。