飲食店の全面禁煙による売り上げへの悪影響なし
大阪がん循環器病予防センター予防推進部長 中村正和氏
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1206/1206011.html
受動喫煙防止に抵抗する勢力の１つとして
中村氏は“（禁煙化による）売り上げへの影響を懸念するサービス産業”を挙げた。
その上で，日本よりも受動喫煙防止に積極的に取り組んでいる海外の調査では
受動喫煙防止法の導入によるバーや飲食店での売り上げへの負の影響はない
とするデータを示した。その理由として
（1） 非喫煙者の利用が喫煙者の利用減を補い
（2） 喫煙者よりも非喫煙者で客単価がより高く
（3） 喫煙者の一部が規制に順応した
なお，中村氏らが行った全国展開する飲食店を対象とした調査では
店舗改装により全席禁煙化しても分煙化しても
改装前後で営業収益に差はなかったことが分かっているという。
