植物工場

植物成長、LEDで促進、昭和電工、2〜3倍に
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E3E1E280968DE0E1E2E6E0E2E3E08698E3E2E2E2;at=ALL


昭和電工山口大学の研究グループと共同で
発光ダイオード(LED)照明を活用して
植物の成長を大幅に早めることができる技術を開発した。
レタスや水菜で蛍光灯に比べ2倍以上
バイオ燃料への利用が見込める藻類は3倍以上の速度で成長することを確認した。
「植物工場」の生産性を向上させる手法として、5月にも事業化する。


新技術では赤色と青色の2種類のLED照明を独自の光量の比率と間隔で照射する。
発芽から14日目のレタスの場合、蛍光灯の照明と比べて重量が約2・5倍になる。
石油に近い油を生成しバイオ燃料への活用が期待される「ボトリオコッカス
という藻類では成長が蛍光灯より3〜5倍早く、油の量も多くなるという。


LED照明は消費電力が蛍光灯の3〜5割程度で寿命も4万時間と長いため
省エネの観点で植物工場への採用が増えているが、成長を早める効果は
2割アップが限界とされていた。


昭和電工は技術のライセンス供与とLED照明の販売を組み合わせ
植物工場向けに電力コスト低減と収穫量アップを両立できるサービスとして売り込む計画。
料金は作付面積1000平方メートルで3000万〜5000万円の見込み。
初年度は売上高5億円、2014年には同50億円を目指す。


昭和電工
 179円
http://www.nikkei.com/markets/company/index.aspx?scode=4004