機能性胃腸症

その胃もたれ・胃の痛み 機能性胃腸症の疑いもhttp://www.nikkei.com/life/health/article/g=96958A96889DE6E2E3EBE6EAEAE2E2E7E2E6E0E2E3E0979EE382E2E3;p=9694E0E4E3E0E0E2E2EBE1E3E2E3



機能性胃腸症は聞き慣れない名前だが
実は日本人の8人に1人が患者とする見方もあるほど、ありふれた病気だ。
昔は「胃下垂」や「胃アトニー」などと呼ばれ
最近までは「神経性胃炎」「慢性胃炎」などと診断されていた。


典型的な症状は食後の胃のもたれや痛み、みぞおちの痛みなどだ。
これらが半年以上続き、さらに直近の3カ月間は胃もたれなどが週に数回
みぞおちの痛みや焼ける感じが週に1回以上あれば、この病気の疑いがある。


この病気はストレスが深く関係していると考えられている。
杏林大学医学部の高橋信一教授は
「不安やストレス、過労などで自律神経のバランスが崩れたりすると
胃の機能にも影響が出てくる。それがもたれや痛みを招いている可能性が高い」と解説する。


肉など脂っこいものや甘すぎるもの、塩辛いもの、刺激が強い香辛料など
胃に負担がかかる食べ物を控え、酒の飲み過ぎや喫煙もやめよう。


日本経済新聞夕刊2012年4月6日付