がん予防

がん予防、まず禁煙・減塩
http://digital.asahi.com/20120318/pages/life.html



禁煙、節酒、減塩、適度な運動、適切な体重の維持。
こんな五つの生活習慣を一つ実践するごとに、がんのリスクが平均して1割減るという。
国立がん研究センターが約8万人を約10年追跡して分析した。


追跡調査の対象者は、岩手県大阪府新潟県などに住む45〜74歳の男女。
国立がん研究センターのチームが、がんの発生と、様々な生活習慣との関係を調べた。
この結果、男女で平均すると、
(1)禁煙
(2)節酒
(3)減塩
(4)適度な運動
(5)適切な体重の維持
という五つの良い生活習慣の一つを実践するごとに1割ほどがんリスクが減り
五つすべて実践するとリスクがほぼ半減することがわかった。


良い生活習慣の筆頭は「禁煙」だろう。
喫煙はがんに限らず、心臓など循環器の病気のリスクも高める。
東京大のチームは、2007年の死亡者のうち
約13万人が喫煙が原因で死亡したと推計している。


がんセンターの研究チームは
たらこや筋子など塩蔵した魚卵の摂取量と、がんの発生率との関係も調べた。
たらこを月4分の1腹(約20グラム)以上食べる人は
食べない人より、有意にがんの発生が多かった。


同センターの別の研究では
がんの発生頻度と、漬物、塩ザケなどの干物
みそ汁の摂取量とにはっきりした関係はみられなかった。