便秘は肥満のもと

便秘は肥満のもと 朝のお通じをよくする6カ条
http://www.nikkei.com/life/health/article/g=96958A96889DE1EAEAEAE2E4EBE2E3E5E2E0E0E2E3E085E3E1E2E2E3;p=9694E3E1E2EBE0E2E3E3E6E0E0EA



順天堂大学医学部の小林弘幸教授は
汚れた血液の成分は皮下脂肪や内臓脂肪に入っていき、太りやすくもなる」と指摘する。
便意を感じやすくするためには、腸内の便の量を増やす必要がある。
便のかさにつながるのが腸内で分解しきれずに残る食物繊維。
主食となるごはん、そばなど麺類にも食物繊維は含まれている。
特に玄米や麦に多いため白米に混ぜたり、ライ麦パンなどで多く摂取できる。


神奈川工科大学の饗場直美教授は
「食物繊維が多い納豆などの豆類や海藻、キノコ類を含めて
バランス良く十分にかんで食べ、便のかさを増やしていくことが大事」と強調する。


小林教授が勧めるのが、ヨーグルトや乳酸菌飲料を毎朝取ることだ。
ヨーグルトなどを取ると、善玉菌が腸内で優勢な環境になるように働くという。
ただ、継続して食べないと効果は薄い。
まずは2週間程度続け、効果がなければ違うものに変えたほうがいいという。
小林教授は「ヨーグルトの種類によって、その人に合う合わないがある。
自分に合わないヨーグルトだと、逆におなかが張ったりすることもある」
また、善玉菌はタマネギなどに含まれるオリゴ糖
ハチミツなどに含まれるグルコン酸があると活動が活発化するという。
そのため「毎日100g程度のヨーグルトにハチミツをかけて食べるのがおすすめ」だという。


毎日のように安易に便秘薬を使うことは避けたほうがいいという。
小林教授は「薬によっては炎症が起き、逆に腸の動きが鈍る恐れもある」と指摘。
[日経プラスワン2012年2月18日付]