海兵隊のグアム移転 (毎日新聞)

米軍再編見直し:首相訪米時合意へ 「普天間固定化」懸念
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120205k0000m010095000c.html



日米両政府は、2006年に合意した普天間飛行場辺野古への移設と
海兵隊のグアム移転を一体とした在日米軍再編のロードマップの修正協議について
グアム移転を普天間移設と切り離して先行実施することで大筋合意した。
オバマ大統領が予算教書演説をする今月13日までに
グアム移転の規模修正などに合意する予定。
その後、ロードマップ全体の見直しについて4月ごろまでに調整を終え
首相の訪米時の日米首脳会談で合意を目指す方針だ。


今回の見直しにより
辺野古への移設断念・普天間固定化」の流れが加速しそうだ。
日本政府関係者によると、海外移転させる海兵隊約8000人は
予定した司令部要員中心から戦闘要員を増やす形に変更する。
これに伴って家族約9000人の移転は削減する方向だ。
また海兵隊の構成が変わるため
ロードマップで返還対象とした米軍嘉手納基地以南の
6施設・区域についても見直しが行われる見通しだ。


両政府は6日からワシントンで外務、防衛当局の審議官級協議を開き修正協議を本格化させる。
米政府は、在沖縄海兵隊約8000人をグアム移転させる当初計画を
約4000人規模に縮小し、残る4000人程度をオーストラリアなどに分散移転して
ローテーションさせる方向で日本側と協議したい考えとみられる。