なるべくして心筋梗塞に

糖尿病で体調悪化か 医療関係者「なるべくして心筋梗塞に」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111219/kor11121922590057-n1.htm



「体調悪化に大きな影響を与えていたのではないか」と
日本の医療関係者らが指摘するのが「糖尿病」の存在だ。


東京都済生会中央病院糖尿病臨床研究センターの渥美義仁・センター長は
「糖尿病患者は脳卒中心筋梗塞を発症するリスクが一般の人の3〜4倍といわれている」
と説明する。金総書記は、かつてヘビースモーカーだったとされる。


父親の金日成主席も心筋梗塞で死亡したとされる。
北里大学の和泉徹医学部長(循環器内科)は
「高血圧、肥満、糖尿病、高コレステロール、家族の病歴。
こうした要因が重なると心筋梗塞の発症リスクは数十倍になる」という。


金総書記は、2008年に脳卒中で倒れたとされる。
「一般的に、脳卒中などの発症者の多くは冠動脈の硬化を起こしている」と和泉部長。
過去にドイツの心臓外科医が平壌で金総書記の治療を行ったと報じられたこともある。
和泉部長は「状況を考えると、金総書記は心筋梗塞のリスクが
極めて高い状態にあったとみられる」という。


心筋梗塞は冬場に多く発症する。
ある医療関係者は「リスク因子が多いほど、心筋梗塞の可能性は高まる。
発表が本当だとしたら、なるべくして心筋梗塞になったともいえるのでは」と指摘している。