ポリオ

ポリオ「不活化」望む声多く
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=51140
 


ポリオの予防接種には
病原性を弱めたポリオウイルスをシロップに混ぜて飲む生ワクチンと
死んだウイルスを含む溶液を注射する不活化ワクチンの2種類がある。
生ワクチンは弱いながらもウイルスが生きているので
まれに接種後にポリオを発症し、まひが残ることがある。


これに対し不活化ワクチンはその心配がない。
世界では不活化ワクチンが標準だが、日本は生ワクチンを定期接種に使っている。


不活化ワクチンを接種する場合、公費負担にはならない。
海外から取り寄せている医療機関を探すしかなく
計4回の接種で約2万円の自己負担が必要になる。
しかも健康被害が起きても、国の補償はない。


国産の不活化ワクチンは製薬企業が開発中で、年内にも承認申請する。
厚生労働省は審査を急ぐが、導入は早くても来年度末の見込みだ。
(2011年12月5日 読売新聞)