セララ

2011#36
Clinical Aldosterone Forumu in OKINAWA ファイザー

ANA Laguna Garden Hotel


【特別講演】
循環器疾患とアルドステロン
村道博先生(東京慈恵医科大学附属病院循環器内科主任教授)


腎臓でNa再吸収を担うと考えられていたMRが
全身に存在することが明らかになり
あらためて副腎皮質ホルモンの全身への作用が注目される。


アルドステロンは,細胞外液のNa濃度が上がると
細胞内にNa+を流入させて脱水から守ることがわかった。


心筋細胞においてアルドステロンが作用し
細胞内にNa+を流入させるチャネルはNa+/H+exchager1(NHE1)
心筋細胞内にNa+が過剰に流入することによりNHE1が過度に活性化し
Ca2+が上昇して心筋細胞の肥大を招くgenomicな機序が進行することが示唆される。





EMPHASIS-HF試験では
セララが有意に生命予後への好影響をもたらすことがわかった。
2010年、The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINEに掲載
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1009492