禁煙したい、でもやめられない

Q 30代までにたばこをやめたいのですが、ついつい吸ってしまいます

http://joblabo.asahi.com/articles/-/2441



社会人になってから吸い始めたたばこがやめられず、20代後半になってしまいました。
将来、子どももほしいですし、なんとかやめたいのですが
「仕事のストレス」を言い訳に食後などについつい吸ってしまいます。
1日10本程度と少ないので、「これぐらいなら」という考えもあります。
この程度で禁煙外来に行く必要があるのだろうかと、病院に行くのもためらっています。
30代に入る前に、なんとかたばこをやめたいのですが…。(28歳)

A

1日の喫煙本数が少ないからといって低リスクだとは限りません。
1本を長い時間をかけて吸ったり、深く吸い込んで息を止めたりと
無意識に体内のニコチン濃度を保とうとしていることも多いからです。


ニコチン依存には、肉体的なものと精神的なものがあります。
たばこを吸わないとソワソワする、気持ち悪くなるなど
体調が悪くなるのが身体的依存です。
他方、「たばこを吸ってるから太らない」「ストレスを解消してくれる」
「ないと寂しい」など、たばこのおかげで助かっていると考えることが精神的依存です。


禁煙するためには、肉体的依存と精神的依存の両方を取り除く必要があり
禁煙外来では両面からのサポート・治療を行います。
ニコチンパッチや飲み薬で
「気持ち悪い、だるい」などの身体的な依存症状を取り除くことができます。
ただ、精神的依存から来る「太る」「やっぱりやめられない」といった不安感は残ります。
それを解消し、応援していくのが、禁煙外来の医師たちです。