デュロテップ

デュロテップMTパッチ適応追加1周年記念講演会 ヤンセン

沖縄県医師会館


【特別講演】

神経障害性疼痛の診断と治療 薬物療法を中心に」

東京大学附属病院 麻酔科・痛みセンター 住谷昌彦先生



肘をぶつけた時の、あの痺れがずっと続くとしたら耐えられないだろう
神経障害性疼痛 Neuropathic Pain は「疾患」として認識されなければならない。


糖尿病性ニューロパチーは
炎症性疼痛と神経障害性疼痛の混合性疼痛。
末梢神経線維および血管周囲にリンパ球の浸潤がみられる。


神経障害性疼痛 薬物療法
第1選択 ガバペン、リリカ、三環系抗うつ薬
第2選択 SNRI
第3選択 オピオイド、トラマドール


麻薬性鎮痛薬の副作用対策
便秘: 下剤 (デュロテップでは少ない)
眠気: 一般に1週間以内に軽減することが多い。
嘔気・嘔吐: レモン水やお茶で口をゆすぐ、食後しばらくは仰向けで寝ない。
      (デュロテップでは一般に3−7日で耐性ができる)


不適切使用患者
不潔感が増し、健康状態が悪化している患者
アルコールや薬物乱用の既往、飲酒運転の逮捕歴がある患者
喫煙者=不適切使用スクリーニングツールで喫煙がリスクファクターとして挙げられている