ビクトーザ

糖尿病週間学術講演会 ノボ

Okinawa Harborview Crowne Plaza

【特別講演】

糖尿病診療の新時代 早期診断・早期治療とインクレチン関連薬への期待
岩本安彦先生(東京女子医科大学糖尿病センターセンター長)


ビクトーザの最大投与量0.9mgで、A1cは平均で1.85低下する。
インスリンは体重を増加させるが、ビクトーザは減少させる。
インスリンには低血糖のリスクがあるが、ビクトーザには低血糖リスクなし。


ただし、ビクトーザはインスリンを代替するものではない。
ビクトーザ投与はインスリンを切り替えるより、慎重に単独投与から始めて欲しい。


ビクトーザで、糖尿病性ケトアシドーシスが4例(うち死亡2例)、高血糖16例が発現
これら20例のうち、17例がインスリンを中止し同剤に切り替えた後に発症したものだった。


糖尿病性ケトアシドーシスは主にⅠ型糖尿病で生じる。
高血糖、高ケトン血症、および代謝性アシドーシスを特徴とする。
悪心、嘔吐、腹痛を引き起こし、脳浮腫、昏睡、死亡に進展する恐れがある。
http://merckmanual.jp/mmpej/sec12/ch158/ch158c.html