インデックスファンド

空前の円高!80円割れで得する投資法 経済評論家 山崎元
http://president.jp.reuters.com/article/2010/10/14/D197DCBC-D03C-11DF-AB70-31FF3E99CD51.php



メディアでは円高の悪い面ばかりが強調されているが
多くの日本人は円高でメリットを受けている、ということをまずは指摘しておきたい。


外貨に置き換えて使うと考えれば給料は増えており
この状態がすでに“儲かっている”ということ。
言い換えれば、同じ給料でも労働価値は上昇していることになる。


円高のメリットをそのまま受け取れるのは、雇用が盤石で給料も安定している人。
すなわち、円高で最もトクする人は
「海外ブランド品を買うのが好きな公務員の妻」のような人だ。


「日本は財政破綻して、円の価値がなくなるかもしれない」という主張もあるが
政府が信用ならないのは日本も海外も同じで、まだマシだから円が買われているわけだ。

資産を日本国内のものだけで持つのではなく
運用先を海外にも広げるのはリスク分散として意味がある。


ただし、単一通貨で為替差益を狙う方法はやめたほうがいい。
為替相場は一方が上がれば一方が下がるというゼロサムゲームにすぎず
長期的な資産形成を目指すなら為替リスクはなるべく避けるのが基本だ。
このためには、ドルだけに投資するのではなく
投資先をユーロや新興国など複数に分けてリスクを分散させるのがいい。
さらに、単に通貨に投資するのではなく、世界経済の成長が利益をもたらす方法が望ましい。


こうした点からお勧めしたいのは、海外の株価指数に連動する
インデックスファンド(市場連動型の投資信託)を組み合わせる方法だ。
購入手数料のかからないノーロードタイプを選ぶと有利だ。
資金配分としては、先進国と新興国で2対1くらいのバランスが適切だろう。


なお、ドルベースで価格上昇が続いている“金”に注目する人もいるが
利息も配当もつかない金は「全く働かない美人の奥さん」のようなもの。
キレイだが盗まれるのが心配――ということで、この高値水準で買うのはお勧めしない。


インデックスファンドにチャレンジ!その魅力と儲け方
http://allabout.co.jp/finance/gc/11677/