お前なんかもう死んでいる

10年以上前
彼ら(猿岩石)が旅するのをTVで見て
俺もバックパッカーをやりたくなった。
起点と終点を決めて移動する旅を繰り返し
ついには会社を辞めて、中米へと旅立ったのだ。

というわけで、俺は
この人の復活には感慨深いものがあるわけだよ。



まったく仕事がなかったどん底時代
1日1食です。250円。
スーパーの見切り品がご馳走でした。
どんなに腹減っても待つんです。


入った金は出すな! それが鉄則です。
「金は天下の回りもの」なんていうけどウソです。回らないです。
他の人のところで止まっています。無駄金は一切使っちゃダメです。


金持ってなくてもモテます。
金はないけど時間があった時期
とにかく女の子に時間を使えるんです。


目立たなくていいんです。ひっそり目立たないように
でもちゃんとお金だけはもらっているっていうのが理想です。
窓際族ってすごく羨ましいんです。精神的につらいっていうけど
「でもちゃんとお金もらってますよね」って思うんですよ。


よく「寂しいから」って言いますよね。
「寂しいからもう一軒行こう」とか「寂しいから死にたい」とか。
「寂しいから後輩誘って飲みに行く」とか
でも無駄金使っていることに気づいたんです。
「そんなに寂しいのかな?」ってこと。
ゲームしてりゃ寂しくなかったりするし
マンガ読んでりゃぜんぜん寂しくないし
実際はそんなに寂しくないんです。
「寂しいから」って金使うのは無駄遣いだと思います。


仕事なくて金なくなったとき
「俺なんか無理だ」と思ったら楽になれました。
ポジティブが正解だと思ってるようなヤツに言いたいです。
「お前なんかもう死んでいる」って。
ゾンビのように死んだまま生きてるって思えば人生楽だと思うんです。