貧血

NHKきょうの健康」より 
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archive/2010/0412/index.html

貧血の原因




貧血の原因は
● 鉄、ビタミンB12葉酸の不足
● 関節リウマチ、がん・感染症、腎臓病
● 血液の病気

貧血のサイン




貧血は中高年によくみられる病気です。
年齢が上がるにつれて増え、75歳以上の人の半数以上が
貧血かその前段階にあると言われています。

貧血の診断基準




血液検査で「ヘモグロビン濃度(血色素濃度)」を調べ
成人男性で「13g/dl未満」
成人女性で「12g/dl未満」
だと、貧血と診断されます。
65歳以上の場合は加齢の影響を考慮し、多くの場合「11g/dl未満」が貧血とされます。

老人性貧血




このほか、中高年に特有の貧血にいわゆる“老人性貧血”があります。
原因となる病気がなく治療の必要がない軽い貧血で
造血にかかわる働きが加齢に伴って低下することで起こると考えられています。


老人は胃酸の分泌が少なく鉄の吸収が悪い。
鉄剤 : 貯蔵鉄を補うために6ヶ月は続ける。

Q.鉄剤をお茶やコーヒーなどと一緒に飲んではいけないの?

A.
お茶やコーヒーに含まれるタンニンが鉄と結合すると
吸収されにくい鉄に変わってしまうため
鉄剤はお茶などと一緒に飲まないようにと言われています。
徐放剤であっても、鉄剤は水で飲むようにしてください。
ただし、徐放剤は食後にお茶やコーヒーなどを飲んでも問題ないとされています。


回答 : 多摩北部医療センター 森眞由美先生
(「きょうの健康」2010年7月号より)