日本株を買いまくれ

澤上篤人 さわかみ投信社長
http://diamond.jp/series/dol_report/10027/

2007年8月から今年2月までの間に、約1300億円買った。
カネさえ工面できれば、まだまだいくらでも買う意欲がある。

第一に、現在
世界の金融当局は、景気を刺激するためにおカネをバラまいている。
だから、数年後に景気は必ず本格回復する。
市場に染み込んだおカネは、必ず暴れ出す。
そうすれば経済活動が活発化し、モノの値段が上がる。
いわば「マネタリー・インフレ」気味の景気回復がやって来る。
当然、企業の売り上げも増え、業績が回復して株価は上がる。

第二に、
モノやエネルギーの供給不足が本格化している。
世界の人口は毎年1億人ペースで増え続けており
食品やエネルギーの需要は増加する一方だ。
長期的に見れば、それらを提供する企業の株価は、確実に上昇する。
そう考えれば、割安な今だからこそ、大量に仕込んでおくべきだろう。
今はパフォーマンスを度外視してでも、将来を見据えて「仕込み」をやるべき時期だ。


結局、投資の原則は「安く買って高く売る」こと。それだけだ。
特に長期投資においては、「これ」と決めたら
買っているときに成績など考えていられない。
買って買って、後は上がるのを待つだけだ。

※暴落時に読む