Special Eye Drops

新しい点眼薬で緑内障の視野が回復する可能性
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=2014&Itemid=37



神経成長因子(NGF)を用いた新しいタイプの点眼薬に
網膜細胞および視神経細胞を保護する作用がみられ
緑内障患者の視力(?)を回復させる可能性もあることが、イタリアの研究で示された。
NGFの点眼により緑内障を治療できる可能性を示した研究は今回が初めてであると
イタリア、ローマ大学のStefano Bonini博士は述べている。
この知見は、米国科学アカデミー発行の
「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」
オンライン版に8月3日掲載された。


著者らは、過去の研究でヒト組織中にみられる蛋白であるNGFが
パーキンソン病アルツハイマー病患者の脳組織の治療に有益であることが示された点に着目。
発症の仕方が似ていることから、緑内障は「眼のアルツハイマー病」とも呼ばれるという。
今回の研究では、緑内障を誘発したラットにNGFの点眼薬を2通りの用量で投与した結果
特に高用量で網膜神経が死滅する比率が有意に低下することがわかった。


次に、進行した緑内障患者3人を対象にNGF点眼薬を使用し
治療前、治療開始後3カ月、治療終了後3カ月に眼機能を検査した結果
2人に視力(?)の改善が認められ、もう1人は治療後に視力(?)の安定がみられた。
さらに、視野、視神経機能、対比感度および視力の改善は
初回の点眼薬投与から18カ月後でも維持されていた。


ただし、Bonini氏によると、現在NGFは臨床で使用できず
今回の結果についても大規模な臨床試験による裏付けが必要であることから
この治療法がすぐに利用可能になるわけではないという。
しかし、理論的にはこの知見が眼疾患のほか
さまざまな神経変性疾患の新しい治療選択肢につながる能性があると
研究チームは述べている。
(HealthDay News 8月4日)

Special Eye Drops May Reverse Glaucoma Damage

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=629599


A new type of eye drop appears to protect retinal and optic nerve cells
-- and even reverse some sight loss --
in patients battling glaucoma, a leading cause of blindness, new research suggests.