コレバイン+防風通聖散

(日経メディカルより改変)


最近の研究により、コレバインには
血糖や内臓脂肪を低下させる作用があることが分かってきた。


医大老年内科 鈴木氏らの研究では
2型DM患者(33例)をグルコバイ群とコレバイン群に分け
投与前後の血糖日内変動を見た結果、両群とも同等の血糖低下効果を示した。


2型DM患者(18例)を対象とした別の試験では
コレバインを6カ月間投与した結果、HbA1cが平均0.8%低下し
BMIや内臓脂肪面積も有意に減少した。


コレバインは、血中に移行せず腸管で作用してそのまま排泄されるため
安全性は高いが、腹部膨満や便秘が起こることがある。
腹部膨満の副作用は食欲を抑え、減量しやすくする。


便秘の予防と肥満への相乗効果を期待して、防風通聖散が併用される。
防風通聖散には、交感神経終末からのノルアドレナリン放出を介した脂肪燃焼作用や
緩下作用が認められている。


reference
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t055/200908/511828.html&di=1