ピル

女性の健康Q&A 「ピル」<1>
種部恭子先生
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/beauty/kokokara/20090422ok0d.htm?from=nwla

<質問>

ピルの副作用や注意点を教えて

<回答>

低用量ピルは、1999年に承認されました。
毎日1錠飲むだけですから失敗が少なく
世界で約1億人の女性が服用しており
効果や安全性についても多くの研究が重ねられています。


日本以外の先進国では
生殖可能年齢の女性の約20%(ドイツでは60%)が服用しています。


かつて日本で処方されていた治療用のホルモン剤(中〜高用量ピル)は
現在の低用量ピルの5〜10倍の女性ホルモン薬を含んでいたため
体重増加や肝機能障害などの副作用が問題になり
これが「怖い」という先入観の原因になったのかもしれません。


副作用は、吐気、頭痛、不正出血などがあります。
いずれも軽微で服用継続により症状は消失します。


重篤な副作用には、血栓症心筋梗塞脳卒中などがありますが
血栓症や若年性の心筋梗塞脳卒中の家族歴がなく
高血圧・喫煙・高脂血症などの動脈硬化の危険因子がない女性であれば
きわめて稀なものです。


服用にあたって気をつけなければならないことは
タバコをやめることぐらいです。
(35歳以上で1日15本以上たばこを吸う人)



参考
http://oc110.net/oc/pill.html
http://www.kosaka.or.jp/280/pill.html