漢方×過敏性腸症候群

NHKきょうの健康」より
渡辺賢先生(慶大漢方医学センター)



芍薬を配合した薬が主に使われる。
芍薬は、腸の過剰なぜん動運動や緊張を和らげる作用があります。
そのため、芍薬を配合した漢方薬
1つの薬で下痢と便秘の両方に効果があります。


虚証の人には、「桂枝加芍薬湯」が適しており
腹痛を伴う下痢と便秘の両方に効果があります。


また、芍薬が含まれる「小建中湯」もよく使われています。
登校時間になると、腹痛と下痢を起こすような子どもにもよく使われ
虚弱体質改善にも役立ちます。