クスコ から マチュピチュ へ



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La Piedra de Los Doce Angulos / Cuzco

クスコ から マチュピチュ へ

2005年4月9日(土)

クスコの空港に着いて、空港のホテル案内へ。

ホテルを決めるとホテル案内の、鼻毛が伸びたおっさんは

僕を車まで案内して、いっしょに乗り込んできた。

 

ホテルに着いて、僕はフロントで手続きをする。

その間、鼻毛のおっさんは静かに待っている。

僕が金を払って、鍵をもらうと

おっさんはホテルの中庭の机に僕を座らせて

傍らにおいてあるポットから、コカ茶を注いでくれる。

そして、勝手に僕の旅行のプランをたて始めた。

 

マチュピチュまでの汽車は2種類あるが

安いほうの「バックパッカー」は人気が高くて

もう予約がいっぱいだろう。

いちおう電話して確認してみるけどね・・”

 

ここまでは英語で、そのあと

おっさんは携帯電話を取り出して、スペイン語でなにやら喋っている。

 

”やっぱり、安いほうの「バックパッカー」は明日は無理だ。

高いほうの「ビスタドーム」はまだ空きがあるが、もう残り少ない。

これで行こうよ! 英語ガイドつきで200ドルでどうだい。”

 

僕はコカ茶を啜りながら、うわの空で聞いている。

「高山病で頭が痛いし、もう寝ますわ・・」

僕はそう言って、苦しいフリをしてそのまま

部屋に入り込んだ。

おっさんはそれ以上追ってこなかった。

車代は請求されなかった。

明日の朝、おっさんはまた来るだろう。

 

午後になってワンチャック駅に切符を買いに行ったが

土曜日の午後ということで、切符を買うことはできなかった。

”明日の朝、サン・ペドロ駅で買え” とタクシー運転手は言う。

 

旅行会社で明日の「バックパッカー」の切符を聞いてみると

パソコンで確認したのち、70ドルでっせ、と言われた。

歩き方を見ると53.56ドルと書いてあるので、買うのをやめた。

おっさんが言った”明日の「バックパッカー」は満席”

というのは、やはり嘘だということが確認できたわけだ。

 

切符は明日の朝、サン・ペドロ駅で買うことにして

シャワーを浴びた後、異常な寒気に襲われた。

寒くてベッドの中でブルブル震えていた。

 

あとでガイドブックを読むと

”高地ではシャワーを浴びないほうがいい”と書いてあった。

シャワーで血液の循環が良くなって

酸素の消費量が一気に増えたため、酸素不足に陥ったのだ、

と僕は推測する。

 

早朝、サン・ペドロ駅へ切符を買いに行く

翌日、朝5時前に駅に行ったが駅は閉鎖されている。

まだ暗い。

5時を少し過ぎて、窓口が開いた。

そして、6:15発「バックパッカー」の切符をゲット。

往復で65.46ドル

歩き方には53.56ドルと書いてあったが

値上がりしたようだ。
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http://4travel.jp/travelogue/10022587